地域コミュニティ創生におけるマンション管理組合の潜在能力(3)

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前回まで、「マンション管理組合が近隣地域を含めた地域社会の”核”になるポテンシャルを秘めている」ことをお伝えしました。
 
このブログの最終稿として、マンション管理組合から、地域社会、そして、よりよい日本へと、論じてみたいと思います。

 

 

■日本の地方政治の劣化

 

 
現在の政治を垣間見ると、国会議員や地方議員の質の劣化は目に余るものがあります。
 
例えば、政務活動費の不正利用で号泣する県議議員、セクハラ野次で謝罪の都議会議員、万引きで現行犯逮捕される市議会議員など、枚挙に暇がありません。
 

 

■海外の地方政治は、議員は、ボランティア

 

 
海外に目を移すと、地方議員は、無給、もしくは少額の報酬で、地方自治に携わっているとのことです。例えば、アメリカの地方議員の報酬は、年間50万円ほどであり、スイスの場合は、無給で地方議会の議員を務めています。
 
いずれも、議員は、本業を持ち、議会は、夜間に行われており、そこで、地方行政の重要な意思決定を行っています。
 
既にお気づきの通り、欧米先進国の地方議会でのボランティアによる地域貢献という方法は、日本における地方議会には存在しませんが、マンション管理組合の理事会の運営には存在するといえないでしょうか。
 

 

■マンション管理組合の理事こそ地域コミュニティの「核」に成り得る。そのために・・

 

 
これまで、マンション管理組合の運営について多面的な考察をしてきました。
 
一つは、個人として、マンション管理組合の運営に主体的にかかわることが、家族の生活を守ることに繋がり、更に、自分の自己実現の機会としてとらえることができる事を、取り上げました。
 
また、マンション管理組合が非営利団体であるからこそ、企業活動以上に、価値観を一つにするミッションとビジョンが必要であることをお伝えしました。
 
そして、価値観の異なる多様性の理事会をまとめるために、理事長のリーダーシップと、理事会における実践的なファシリテーションの技術について、説明しました。
 
これらは、私たちが実際にマンション管理組合の運営において経験してきたことを教訓として、企業経営の手法をマンション管理組合の運営に応用し、地域コミュニティの価値を上げるための考え方の一つとなります。
 
そして、マンション管理組合が地域の中心となって、地域コミュニティの再生や活性化に成り得る、という私たちの強い思いがあります。
 

 

■私たちが、マンション管理組合、地域コミュニティにかける「想い」「希望」

 

 
政治的には、地域創生が重要な議題となっていますが、地方自治の再生の力として、マンション管理組合の理事会が、重要な役割を果たせないか?と考えるのです。そして、そのポテンシャルが、マンション管理組合には、既に存在しています。
 
是非、皆さんには、マンション管理組合の運営に、主体的に携わることで、マンションだけでなく、近隣地域を含めて、地方自治に目覚めていただき、私たちが生活する地域、ひいては、日本全体を、よりよいものに変えていく大きな原動力に繋がることができればと期待しています。
 

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アゴリア㈱ TGK本部 エバンジェリスト
*TGKとは、「地域コミュニティを元気に変える」の略称です。