マンション管理組合におけるリーダーシップ(1)

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マンションの管理、運営に携わることが、自らと家族の居住する地域コミュニティの価値に繋がり、自らの「自己実現」にもなり得る事、説明してきました。

 

マンション管理組合の運営における中心的な立場であり、とてもやり甲斐のある立場が、理事長となります。

 

理事長は、マンション管理組合の代表者の立場であり、例えれば、会社における代表取締役の立場と同様な役職といってもよいでしょう。

 

自身の理事長として経験から申し上げると、マンション管理組合の理事長は、企業におけるリーダーと同等、あるいは、それ以上の高度な能力が必要といっても過言ではありません。

 

マンション管理組合、理事会でのリーダーシップには「企業経営」におけるそれよりも、高いものが要求される

    まず、「企業経営」と、「マンション管理組合もしくは、その執行機関である理事会運営」との相違点について3点を上げることができます。

  1. 「成果」の違い   企業経営は、業績を上げるという明確な目標がありますが、非営利組織であるマンション管理組合は、目標が曖昧で明確ではありません。つまり、これは、前項でお伝えした通り、ミッションやビジョンが、殊更に、重要になる理由です。
  2.  

  3. 「組織形態」の違い   企業はある程度同質な社員が集まる組織体で、且つ、上意下達のピラミッド型組織となっています。   一方、マンション管理組合、理事会は、年齢、性別、職業やこれまでのキャリアなどが様々で、多様性(ダイバーシティ)の集合体です。   更に、意思決定は、多数決が原則の合意形成が重視され、フラットな組織形態であるといえます。
  4.  

  5. 「継続性」の違い   企業の場合、経営者や管理職の任期は、短くて2、3年、長ければ、10年以上の場合もあります。 しかし、「住まい」として存在するマンションが、居住者にとって、20年、30年、もしくはそれ以上の継続的な集合体である反面、理事長は、往々にして任期は1年という短期です。   素晴らしいリーダーシップを発揮した理事長の後の「継続性」について、難題が存在しています。

  以上の3点から、マンション管理組合の理事長のリーダーシップは、心理的、体力的な負担も重く大変な役目を持っていることは確かです。   それゆえ、マンション管理組合で、縦横無尽に活躍し、優れたリーダーシップを発揮する理事長は、間違いなく、企業においても魅力的なリーダーであるといえます。 企業側の視点からすれば、理事長の経験が、企業におけるリーダーシップの養成場にもなり得ると考えています。

 

未来のマンション管理組合の理事長へ

    是非、一人でも多くの方が、自ら居住するマンションで理事や理事長に挑戦していただき、達成感や充実感、または、自己成長を体験していただきたいと願っています。

 

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  アゴリア㈱ TGK本部 エバンジェリスト

*TGKとは、「地域コミュニティを元気に変える」の略称です。