マンション管理組合に理念(ミッション)を作る(2)

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前回、非営利組織であるマンション管理組合にとって、企業以上に、明確な「ミッション」が必要であることをお伝えしました。
 
ピーター・F・ドラッカー曰く
 

「リーダーが、初めに行うべきは、自らの組織の「ミッション」を考え抜き、定義することである」。(「非営利組織の経営」)

 
具体的に私が居住するマンションで、理事長の時に、どのような「ミッション」を作ったのか、お伝えします。
 

 

マンションの価値を上げること。それがマンション管理組合の「ミッション」

 

 

私のマンションは、数百世帯が居住する大型マンションで、ファミリー層が中心で、居住者も様々な方がお住まいになっています。
 
そのようなところで、まず、考えたのが、誰も否定できない、一目見れば、納得するもの、共有できるものとは何か?を考え抜きました。
 
更に、付け加えるならば、シンプルで、具体的であること。
 
曖昧な言葉は、具体的な行動に結び付きません。
 
考えた末に、次にように「ミッション」を作成しました。
 
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「みんなで、私たちのマンションの価値を上げよう!」
 
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マンションの価値とは「ハード」と「ソフト」で分けられる

 

 

マンションの価値。それは何でしょうか?
 
マンションの価値は、大きく分けて、ハードとソフトの2つの要素でできています。
 

  • マンション価値「ハード」
     
    マンションの立地条件や建物の構造、仕様などになります。
     
    例えば、駅が近い、買い物に便利、学校や病院がすぐ近くにある。
     
    これらは、立地条件になります。
     
    また、共有施設が充実している、耐震性が優れている。
     
    これは、建物の仕様や構造になります。
     
    これらハードにかかわる要素は、そのマンションを買う際に、他のマンションとの比較検討やモデルルームの内覧で確認することです。
  •  

  • マンション価値「ソフト」
     
    これは、マンションの居住者が作り上げるものとなります。
     
    「マンションは管理を買え」と巷で、よく言われていることです。
     
    例えば、適正な建物の管理が行われているか。
     
    イベントや、理事会、総会など、住民同士のコミュニケーションが活発か。
     
    修繕積立金が、十分に蓄積されているか。
     
    もしもの際の防災体制が構築されているか。
     
    これらは、すべて、マンションの居住者一人ひとりの意識の持ち方如何で変わってきます。

 
そのマンションが、居住者にとって、快適な住まいで、活発な住民活動で、安心、安全な場所かどうか。
 
これこそ、私たちマンション居住者が、作り上げていかなければならない地域コミュニティの「価値」となります。
 
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アゴリア㈱ TGK本部 エバンジェリスト
*TGKとは、「地域コミュニティを元気に変える」の略称です。