マンション管理組合に理念(ミッション)を作る(4)

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私が理事長就任の第一の役割として、   「みんなで、私たちのマンションの価値を上げよう!」   というミッションを、マンション管理組合で共有することを掲げました。   前回は、「価値」に込められた意味について、分解してご説明しましたが、このミッション「みんなで」という言葉にも、意図があります。    

 

「みんなで」が示すものとは?

    マンション管理組合としては、敷地内についての管理運営に対する責任があります。   しかし、地域コミュニティは、マンション内だけで完結するべきものではありません。   近隣も含めての地域コミュニティです。   「みんなで」という言葉には、マンション居住者だけでなく、近隣住宅、近隣マンションを含め、力を合わせて事に対処する「協同」の意識が必要であることを意図しています。    

 

近隣のコミュニティを巻き込んだ地域防災意識連携推進の事例

例えば、私の居住するマンションは、ファミリー世帯が中核で、年齢も、30代から40代が中心の層であるという特性があります。   つまり、社会において、経験もあり、知識もあり、体力もある世代です。  

一方、近隣の隣接地域を見ると、北側に高校があり、南側には、小学校中学校が隣接しています。   東西には高齢者が多数住む公営住宅があります。  

この地域の特性を生かし、私たちの住むマンションが、近隣の地域コミュニティにおいて、何ができるでしょうか?  

具体的には、防災における貢献を始めています。  

例えば、マンションの防災訓練に、隣接する高校にも参加していただき、防災意識の連携を図ってます。   目指すところは、このマンションが地域の中心となり、体力のある高校生との連携により、万が一の災害の際に、近隣の高齢者を助けるような地域の防災における中核機能を果たすことができないか、模索しています。  

 

以上のように、私が理事長の時に、「価値」という一つの言葉、「みんなで」という言葉に、マンション管理組合という地域コミュニティで求められることを網羅し、居住者が一体となって、行動に移していくことを目標に掲げました。  

このミッションが、今後、何年にもわたって継続することが、非常に重要であり、同時に、非常に難しいことであることも、その後の理事会活動へのかかわりで、わかってきました。  

 

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  アゴリア㈱ TGK本部 エバンジェリスト

*TGKとは、「地域コミュニティを元気に変える」の略称です。