マンション管理組合の運営に参加する。理事会活動こそ「自己実現」の場所のひとつ(2)

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10年近くもの間、仕事の傍らで、マンション管理組合の自治会やコミュニティクラブに携わるのはなぜか?
 
そのような私からの単純な疑問に対して、その方曰く、
 
「それは、やっている本人が一番、楽しいからです。そうでないと、長続きしません」
 
との返答がありました。
 
私たちは、マンションに居住する方に、積極的に、管理組合の運営に参加していただきたい、と望んでいます。
 
それには、参加する本人が、「楽しみ」を覚えることが欠かせません。
 
それでは、マンション管理組合における主体的な参加が、なぜ、「楽しい」と感じるのでしょう?
 
その理由として、「人間関係の広がり」と、「ボランティアによる貢献意識」の2つが上げられます。

 

 

マンション管理組合運営を通じた「人間関係の広がり」

 

 

1つ目の「人間関係の広がり」について、ご説明します。

管理組合の理事会活動に参加することで、個人にとっては、これまでに職場と自宅との往復でしかなかった生活に、隣近所との付き合いが増え、上下関係、仕事上の損得関係を抜きにした関係を築くことができます。

 

 

多様性ある楽しくフラットな人間関係ができる

 

 

個人的な経験をお伝えします。
 
私は、都内のマンションに居住していますが、これまで、仕事と自宅との往復の毎日で、近所づきあいは、皆無でした。
 
当然、自宅近所でお酒を飲むようなことは一度もありません。
 
既にマンション管理組合の理事として参加している方々と同様、私も、輪番で、理事に就任し、その翌期に、理事長職を仰せつかりました。
 
それをきっかけとして、地元の飲み屋さんで一緒に楽しくお酒を交わすような仲間が一気に増えました。
 
理事会活動をきっかけとして作ることができた同じマンションに居住する地元の友人は、年齢や性別、職業に関係ないところでの仲間であり、当然のことながら、利害関係のない仲間です。
 
例えば、その仲間の中には、主婦の方もいらっしゃるし、上場企業の役員を経験され、今では、引退をしている人生経験豊かな方もいます。また、現在も社長をしている方や、弁護士など士業の方もいます。
 
これら、多種多様な方たちと接する機会は、理事会に所属しなければ、世の中、滅多にあるものではありません。
 
会社員として勤務する私たちは、どうしても、人生の多くの時間を、「同質性」の中で働き、「ピラミッド組織」の中で費やします。
 
理事会活動で広がる地元の仲間は、会社組織とは対極にあり、「多様性」の集まるグループであり、「フラットな組織」での付き合いになります。
 
このような多様性に富む方たちとのコミュニケーションは、とても新鮮な刺激を受けます。

 

 

未来、退職後の人生を豊かにする人間関係

 

 

もう一つの視点を申し上げます。
 
仕事だけの人間関係の中だけに、埋没することは、長い人生を俯瞰すれば、とても大きなリスクを伴います。
「仕事」を外したら、何が残るでしょう。
 
高齢化社会が急速に進行し、寿命から考えれば、定年退職してから、20年、30年の人生が待っています。
 
その準備として、仕事とは離れたところでの仲間を作れるかどうかで、人生の「豊かさ」が変わってきます。
 
是非、皆さんがお住いの地元で、楽しい仲間を作ってみませんか。
 
マンション管理組合の運営に、積極的に参加することは、人間関係の窓を格段に広くし、さわやかな風を入れるものであり、それは、人生を豊かにするものです。
 
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アゴリア㈱ TGK本部 エバンジェリスト
*TGKとは、「地域コミュニティを元気に変える」の略称です。