マンション管理組合の運営に参加する。 理事会活動こそ「自己実現」の場所のひとつ(3)

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マンション理事会に参加する。それが、なぜ、「楽しい」と感じるのでしょう?   その理由として、前項で、「人間関係の広がり」について、お伝えしました。   今回は、2つ目の「ボランティアによる貢献意識」について説明いたします。    

 

マンション管理組合での活動によって得られる「感謝」という報酬が自己実現へ。

非営利組織(NPO)が社会的に大きな役割を果たしているアメリカでは、二人に一人が週に三時間ボランティアとして働いているとのことです。(ドラッカー「非営利組織の経営」)  

具体的には、教会での活動や、ボーイスカウト、ガールスカウト、または、慈善団体などに、積極的に参加しています。  

 

アメリカにおいては、非営利組織の社会的な立場の確立とあわせて、個人の「自己実現の場」となっていることに注目する必要があります。   アメリカの人々は、仕事で培った能力を、並行して、非営利組織に使うことで、「地域への貢献」や「慈善活動」を行っています。   さらにその行為が、自分にとっての「自己実現」となっています。  

 

「仕事」における報酬は明確です。   例えば、ある難易度の高い仕事をやり遂げた達成感もあるでしょうが、それは、結果として、昇給や昇進として、具体的にもたらされます。   そのような大変な労力を経て、仕事に疲れて帰宅した後、貴重な余暇の休息の時間を、家族や、趣味の時間に使いたいのが、常識的な考え方です。  

 

なぜ、私たちは、貴重なプライベートの時間を、地域コミュニティ、マンション管理組合の運営に費やすことをお勧めするのでしょうか?   そして、マンション管理組合の理事における報酬は、いったい何でしょう?  

 

周囲から、純粋に「感謝」の評価が、報酬であり、「感謝」を受けることが、その人の充実感や達成感に繋がるからです。   月数千円の報酬がある管理組合もありますが、ほとんどの管理組合の理事が、無報酬で、日々、マンションに生じる問題、トラブルに対応しています。   しかし、そのプライベートの時間を、僅かばかりでもよいので、地域のための活動に、使っていただくことで、個人の幸福感を得られる人生に繋がります。  

 

居住するマンションが、居住者にとって、快適な住まいであり、活発な住民活動が行われ、安心、安全な暮らしの場所を望むことを否定する人はいないでしょう。   マンションの理事は、そのような価値ある地域コミュニティを作り上げるために、周囲を巻き込んで、貢献していきます。  

 

報酬は、マンションに居住する方からの感謝の気持ち、一言になります。   しかも、これは、仕事における報酬とは、まったく異なるところに存在し、達成感や充実感は、仕事では感じることができないものが、確実に存在します。

 

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  アゴリア㈱ TGK本部 エバンジェリスト

*TGKとは、「地域コミュニティを元気に変える」の略称です。